南アルプスがユネスコパークに登録されて10年を迎えたこともあり、南アルプスユネスコパーク(南アルプスみらい財団)は10周年を記念し、2024年大井川源流である間ノ岳に『源流の碑』を設置する事業を行っています(^^♪
と言う前置きは徒歩リレー編でも紹介しましたが、今回はその続編になります。
前回の銘板をつなげての徒歩リレーが少し表舞台とすると、今回のボッカティアはまさに裏舞台・・・
銘板を支える基礎や台座、それと組み立てるセメント等の資材を広河原から源流まで運びます!
Aチーム:基礎(7月12日~14日)
Bチーム:台座(7月13日~15日)
計34名のボッカティアが参加
2、3名の班で構成されており、当然自分たちの荷物もある為、プラスαの重さがあります💦
測っていないのでわかりませんが、推定30kg超はあると思います…
私はAチーム側で参加しましたが、初日は雨☔と風🍃強い中、北岳(第2位)を越え、北岳山荘を目指します。
翌2日目は天候が回復しましたが、朝方はまだ風が強い為、背負子を風に煽られながら間ノ岳(第3位)を越え、そこから源流に向かい下降とトラバースを繰り返して現地入りしました。
大井川の本当の源流は『源流の碑』が設置されるポイントより少し登ったところにありますが、源流の碑は登山道に設置されます。
源流まで自力で運ぶこの一見無謀とも思える企画でしたが、2日目は3班が合流(同じ山小屋に泊まった班)しての工程だっただけに楽しい✨✨
同じ目的を持った者通しチーム一体感が有ってちょっとした大人の遠足気分です👍
でも一番は、ずっと背負ってきた荷物を降ろした瞬間、『あぁ~肩の荷が降りた』の言葉の意味をホント感じた瞬間でした!
荷物を降ろしてからは大きい間ノ岳を上り、更に北岳を越え、北岳の肩小屋を目指します。
※間ノ岳は周回の為、1日で二回も登るなんてレアですからね🤣
この間天空の稜線(3000mの高さにあり日本一の稜線)を絶好の登山日和の中を歩きます。
ただ途中、Bチームのボッカは天候の影響もあり肩小屋で終了と話を聞きました。
そのBチームが待つ山小屋に行く為、なんだか複雑な気分でしたが…
Bチームの方々も同じ苦労をした仲、最後は今回大変だったスタッフも合流してのお疲れさん会はこの上ない幸せなひと時でした♪
今回のボッカティアって本当に山好きの人達が参加しているだぁ~と改めて実感しました。
ボランティアなので、名誉以外は何もいただけません(^^♪
寧ろ山小屋代も自腹なのでマイナスですね🤣🤣
唯一の特典は『イベント参加の手ぬぐい』と多分椹島の『記念碑に名前が削られる』事だと思います。
でもそれで良いんです(#^^#)
だってみんな人生でもトップクラスに楽しい時間を過ごし・貴重な体験をする事ができたんですから…
最後に…
リレーに参加された方108名、ボッカティア34名と数多くの賛同していただいた企業様、個人の方々
そしてそれをバックアップし続けたスタッフの皆様本当にありがとうございました。
山から流れ出る水を舞台にとても感動的な記念事業になったと思います。
きっと後世に語り継がれて、より自然に対しての意識が高まることを期待しております。
また、近々静岡市長も現地入りをされるようなのできっと注目度が増すことでしょう❕
8月11日の山の日に実施されるお披露目式には行くことができませんが、次回椹島に行く時を楽しみにしております☺
【撮影 iPhoneSE3】
【実際歩いたルート】 通常コースタイム:18時間00分
最高点の標高: 3194 m
最低点の標高: 1524 m
累積標高(上り): 3298 m
累積標高(下り): -3292 m
総所要時間: 01:01:57
【ダイジェスト】 60秒にまとめたYAMAPデータ